「DUBWAY」DJ DRAGON インタビュー


バンコクを代表するダブステップイベントとして大きな存在になりつつある「DUBWAY」。その中心人物として活躍するバンコクDJ界の「ドン」的存在、DJ DRAGON(MONGKORN TIMKUL)。シーン全体がメインストリームで腐食しつつある近年のバンコクで、本来の踊る、楽しむ、感じる、「音楽」とはなにか。シーンの流れに対して反比例するようにコアなファンを作り続けている彼の全てをインタビュー。

DUDE: 「DJ DRAGON」の呼び名はどこから?

海外で暮らしていて、海外では「パトリック」、タイの名前は「モンコーン(MONGKORN/龍)」と言う名前だったんだ。タイに戻ってからDJの名前をDJ MONGKORNでやってたんだけど、あるイベントオーガナイザーから「DJ MONGKORNってあんまりイケてないね」って言われて、MONGKORNを英語にして「ドラゴン」にしたんだ。それからDJ DRAGONが生まれたわけ。

DUDE: 一番最初に買ったレコードは? DJを始めたきっかけは?

92年だったかな。まだ幼かったな。タイに戻ってくる前だったかな。ヒップホップが当時好きで、レコード屋によく行ってた。レコード屋ってなんかアートスタジオみたいじゃない?ヒップホップのレコードジャケットはグラフィティが多かったし、ディスプレイの仕方なんかも。で、最後には見てるだけじゃ我慢できなくて結局買っちゃったわけなんだけど。

あの当時流行ってたHEAVY D & THE BOYZとKLFだったな、最初に買ったの。それが結局DJを始めるきっかけにもなったんだ。

DUDE: 知ってる限りドラゴンってレコードコレクターだよね。どのレコードが一番気に入ってる?

一番のお気に入りっていうのは、言いづらいなぁ、全部気に入ってるから(笑)。しいて挙げるとすれば、「MANTRONIX – KING OF THE BEATS (1988)」が持ってる中で一番レアなもの。
それ以外には、「ED O.G AND DA BULLDOGS – LOVES COMES AND GOES」、「UNDERGROUND SOUND OF ISBON – SO GET UP」、「DUST BROTHERS – DUST UP BEATS」、「PFM – FOR ALL OF US」、「HOUSEY DOINGZ – WORK IT OUT」なんかもリストアップしたいね。

DUDE: なぜCDでなくレコードを選んだの?

始めたのもレコードだったしね。CDでプレイしても、なんかこう物足りないというか・・・。レコードを買うときにレコード屋に行ってディグるのが楽しくて、それも理由にあるかな(笑)。

DUDE: ヒップホップとダブステップに興味を持った理由は?

誰か尊敬できるアーティストがいるとか、影響を受けた人がいるとか?

ヒップホップは、海外にいた当初から好きだったしね。で、ある日レコード屋にディグりに行ったんだけど、そのときに一枚のレコードに出会ってね。かっこいいグラフィティが描かれたジャケットがあって、当然ヒップホップのレコードだと思ってたんだ。で、それを買って帰ったわけ。で、いつもどおり家で聴いてみたらそれがDRUM’N'BASSのレコードだったんだ。

それでDRUM’N'BASSをかけるようになったんだけど、ずっとやってて段々とDRUM’N'BASSで楽しみを見つけられなくなってきて、ダブステップに切り替えた。

アーティストとかっていうのじゃないけど、イベントに来て楽しんでくれている人達、「クレイジーピープル」って呼んだほうがいいかな(笑)?彼らからいろんな影響を受けてる。

DUDE: DUBWAYを始めたきっかけは? ずばりDUBWAYとは?

ダブっていろんな音楽ジャンルから影響を受けていて、それこそヒップホップ、ロック、テクノ、レゲエ・・・ってね。だからDUBWAYのイベントでもダブステップだけじゃなくってハウスやらテクノやらいろんなジャンルの音楽を取り入れてる。
「DUBWAY」は「DUB WAY」から来てる。ダブが通ってきた道。それがDUBWAY。

DUDE: 自分と他のDJ達ってなにか違うところがあると思う?

なにも違わないと思うよ。ただ夜遊びが好きで楽しんでるだけ。

DUDE: 今どこでプレイしてる?

クラブ・カルチャーでやってる「DUBWAY」とそれ以外にはカフェ・デモックでやってる「SORTED」っていうイベントかなDUBWAYは、ダブステップ中心にハウスやテクノとかいろんなジャンルで。SORTEDの方は、ヒップホップ、ソウル、ファンク。

DUDE: 色々なジャンルと色々な仲間たちとやってるよね。HOMEBASS COMMUNICATIONSとDUBWAYの今後の展開は?

本当のところDUBWAYってイベント名であってクルーじゃないんだ。しいてクルーと呼べるのは俺だけだし。他にいる人達は単にみんな好きで集まってるだけなんだ。以前、クルーに入れてほしいなんて言ってきた子がいたんだけど、彼には「クルーなんてないよ。だけど一緒にやりたければいつでもおいで」って返事したんだ。

将来ね・・・、わからん(笑)。DUBWAYは続けるよ。できればホアヒンでやったみたいな野外でデカいパーティーでもやりたいね(注*昨年DUBWAYは、ホアヒンというビーチリゾートで野外パーティーを開催)。SORTEDの方は海外から豪華ゲストを呼んでやって行きたいなぁ。すでにコンタクトを取っている人もいるし。今はまだ誰がなんて言えない(言わない)けどね。

DUDE: タイのイベントとかパーティーを見てきて、海外とここが違うという点がある? タイのシーンを見て思うことは?

俺、バンコクが大好きなのね。なんせタイ人だし。ここなら遊びに来てくれた人たちと接近できるし、一緒に楽しめるし。海外ではバリと日本も好き。同じような環境だし。日本人ってほとんどみんなシャイだけど、一度仲良くなるととことん仲良くなれるからいいね。韓国人かな、一番仲良くなりづらかったな。今でもあんまり行きたいとは思ってないんだよね(苦笑)。ダブステップをやってるDJって少ないよね。

ヒップホップでも、新しい世代の子達は勘違いしてる子が多い気がする。メインストリームやヒップホップっぽい音楽を聴いて育ってきてるから。アンダーグラウンドヒップホップなんて知らないんじゃない?アンダーグラウンドから入ってきてるヒップホップ好きなんてものすごく少ないし、今ヒップホップで何かをやろうとすることは、バンコクではとても難しいと思う。

DUDE: シーンの中でそれぞれ観客、クラブ、オーガナイザー、スポンサー、若い世代に対してなにか言いたいことは?

観客 > Go Crazy!(クレイジーになれ)
クラブ > Buy good sound system!(良いサウンドシステム買って)
オーガナイザー > Pay me!(僕にお金払って)
スポンサー > Book me!(僕をブッキングして)
若い世代 > Don’t quit your day job!(本業辞めないように)

特に若い世代の子達。DJになりたければ、昼も夜も仕事しなきゃね。DJになるためには道具を買い揃えたり、なにかとお金がかかる。そのお金を作るためにはDJだけじゃ作れない。だから昼間もなにか他にやらなきゃいけないんだ。そしてどっちの仕事もきちんと職としてこなすこと。それができればDJになれる。頑張れよ。

DUDE: 今まで影響を受けたもしくはお勧めできるタイで活動しているDJって誰?

俺(笑)?冗談。曲をどれだけ知ってるかがDJという職種で重要視されると思う。今でこそインターネットが普及してるから探しやすくなったけど、その昔90年代なんかどれだけディグったかがDJとして成功する鍵だった。DJ MASA。日本人だけど、彼はものすごくいろんな曲を知ってるし探してるね。

タイ人だとMAIってテクノのDJがいるんだけど、彼も凄いね。

そしてMA(MAIAM)。彼に初めてあったのは97年だったかな。彼はとても音楽好きだし、彼もレコードが好きだね。彼のプレイで当然(自分が)嫌いなプレイの時もあるけど、好きなプレイの時はものすごく良い。

かなり前だったけど、カフェデモックで見たバトルプレイ。あれが本当に好きで今でも忘れない。衝撃だったよ。

まぁ、そんなこと言っても身内にしても誰にしても音楽が好きなのは変わらないし、俺も好きだね。

DUDE: 最後にDUDE‐MAGAZINEの閲覧者へ一言。

I never give up then you don’t give up!(僕は絶対諦めない。皆も諦めないで。)

DJ DRAGON 関連情報
http://www.dragonhb.com
http://www.youtube.com/user/timkul76
http://twitter.com/Dubwaybkk

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Posted by pop
intervew, アーティストインタビュー - 2011年2月11日 更新


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