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DJ AKI スペシャルインタビュー



DJ AKIインタビュー

2006年CLUB ASTRAでのDJセットでバンコクの DRUM’N’BASE ファンの話題をかっさらったDJ AKI。今回2度目の来タイでもエネルギッシュなセットでクラブカルチャーに足を運んだ客を最初から最後まで圧巻させました。

■2回目のバンコクでのDJということでしたが、今回のイベントの印象はどうでしたか?
去年の会場クラブアストラでの印象がすごく良くて、今回も期待してました。アストラのときは今回のカルチャーに比べてお客さんの数が少なかったので、まだタイのドラムンベースシーンは小さいんだなと思いました。そう思いつつも、とにかくプレイ中自分自身もすごく楽しかったですし、来ていた人も楽しかったと言ってくれました。で、今回、お客さんがDJプレイをし終わった後にDJブースまで来て、「良かったです」とか、「去年のアストラにも行ったんですよ」とか熱い声をたくさん掛けてくれたのがすごく嬉しかったです。

あと、バンコクってこんなに日本人が住んでるんだって思いました。僕アストラとクラブカルチャーが同系列だったことを全然知らなかったんですよね。前回タイに来る前に、「MIMO1」っていうミックスCD を1万枚作って、タイにも持って来て全て無料で配ったんですけど、そのときに「MIMO1」を気に入ってくれたタイ人の女の子がクラブカルチャーのオーナーにそのCDを渡してくれたみたいで、オーナーがすごく気に入ってくれたよ、ということで、今回の来タイはその彼女がまとめてくれた話だったんですよ。

でも来てみたら、アストラのスタッフがそのままいるじゃないですか。話を聞くとクラブカルチャーはアストラが移った箱ということで、なんだ、ここのオーナーは元々自分のことを知ってる人じゃないか、っていうオチでした(笑)。

でも今回、1年前よりもドラムンベースシーンがバンコクで断然浸透し始めてきてる実感がしました。前回は皆すごく楽しんでいるけど、まだそんなに知らないんだなあ、っていう印象があったんですけど、今回で変わりました。今回も皆よく踊るし、お客さんに外国人も多く、人種がかなりハイブリッドなのも良かったです。でもこっちの人ってかなりパワフルに踊りますね(笑)。

■去年のAKIさんのアストラのイベントの話題性が強くて、ちまたで過去のアストラのイベントのベスト5って言われているんですよ。だからアストラでAKIさんのDJセットを聴いて、今回また来た人が多かったと思います。
それは本当にめっちゃ嬉しいです。日本人があれだけ来てくれたってのもすっごく嬉しかったです。日本人だからこそってサポートしに来てくれるのは本当に感謝ですよ。

■クラブカルチャーの印象はどうでしたか?
事前にウェブサイトで写真見て、もっと狭いと思ってたんですけど、着いてみたら意外に広いことにびっくりしました。あと、インテリアの大きい彫り物やほかの装飾にタイっていう感じがすごく出てていいですね。

音的には事前にサウンドチェックをしたときに、まだ音が出るかなあって思ったんですけど、後半から出始めたかな。DJが始まってからフロアのテンションが上がったので自分でも上げていったんですけど、あれは後ろでPA (拡声装置) も上げてくれてたんですね。あれだけ人が踊ってたってことは、それなりの音が出てたはずで環境は良かったと思います。クラブカルチャーでは今後何か新しいものが生まれてきそうなバイブを感じました。

■今回はタイでのDJだったのですが、何か選曲等を特別に考えて来られましたか?
特にはないです。あんまりバンコクだからって媚びず、自分のやりたいことをやるのが大切だと思っているので、今回もWOMBでいつもやっていることと全く一緒のことをしました。それが僕のスタイルだから。自分の好きな曲を自分の好きな順で回しました。しかもそういう自分のスタイルやノリにしっかりお客さんがついて来てくれたのはすごく嬉しかったです。やっぱり自分はグル―ブを人に提供してご飯を食べているので、皆に楽しんでもらいたいです。曲も大切ですけど、パーティーのバイブも体感してほしいですし、その手助けをするのがDJだと僕は思っています。

■たくさんあると思うのですが、過去に開催されたパーティーで一番印象に残っている場所はどこですか?
ブラジルのサンパウロで毎年5月に開催される「SKOLBEATS (スコールビーツ)」っていう野外フェスティバルなんですけど、世界中から各ジャンルのトップの中のトップアーティストを呼ぶイベントなんですね。ブラジルのドラムンベースの王様DJ MARKYと個人的にとても仲良くて、絶対スコールビーツに呼んでやるって言われてて本当に招待してもらったんですよ。

2005年に自分が招待されたときは担当時間も良くて、DJプレイの最後に手を上げたときに5000人位の手がブワーって一斉に上がったんですけど、あの瞬間に何か上から降りて来たと思いましたね、あれは絶対に。確信しました。

もう1つは、ニューヨークでまだまだDJを始めて2年目位の駆け出しのときだったんですけど、「TWILO (トワイロ)」っていう当時伝説的な箱で、その当時の師匠だった人が抜擢してくれてDJしたときです。そこのメインフロアも忘れられません。

あとは、去年の9月にロンドンに行ったときの老舗クラブ「THE END」でのパーティー。実は7年前に初めてロンドンに行ったとき、ここで絶対DJしたいっていうのが夢だったんですけど、その夢が叶ったと言うか。来年3月そこのメインフロアに抜擢されて、もう今から楽しみです。

■AKI さんの来月の予定は?
来月は予定を入れてないんですよ。来年THE ENDでDJするときに自分の曲もたくさんかけたいので、来月は曲作りに専念したいです。日本国内では、今年の12月にNIKEとのツアーで全国を7都市回ります。

■日本国内ツアーだと北は北海道から南は沖縄まで行きますか?
北海道は過去に1度だけ行ったことがあるんですけど、100人入るか入らないかという程度で、シーンが今イチまだ存在しない気がしました。沖縄は今年も行きます。どこの町もそうだと思うんですけど、パーティーをやっている人達がどれだけ熱いかじゃないですか。例えば今回のクラブカルチャーにしても、元々アストラのオーナーとスタッフがクラブカルチャーを作ってそのままアストラのスピリットが生き残ってるからこそ、違う場所に移ってもたくさんの人がついて来てくれていると思います。渋谷にあるWOMBでも、自分達じゃなければ全く違うWOMBになっていたと思いますし、そこでやってる人間次第でシーンっていくらでも変わってしまうと思うんですよね。

■今日本で一番ドラムンベースが盛り上がってる場所はどこでしょうか?
今はやっぱり東京ですよ!僕が今WOMBでやってるパーティーには毎月800人~1000人位入ります。丁度7年前位から始まったんですけど、当時は300人も入らずでした。元々ハウスミュージックのために作った箱なので、全然ドラムンベースがまともにならず、ああでもない、こうでもないって試行錯誤を重ねてやっと2年前位から形になって来ました。今ではだいぶ人が入るようになりましたね。是非日本に帰って来たときは遊びに来て下さい。

■普段はどんな音楽を聞きますか?
最近あんまりD’N’B以外の音楽を聞かないんですよね。でも26歳でD’N’Bを始める前は本当に色々なジャンルのものを聞いてて、それが今のDJに生きてます。何でも聞いてました。ヒップホップでもテクノでも。ニューヨークにいたときは、オルタナロックがすっごく好きでした。SONIC YOUTHやNIRVANAとか。STONE ROSESみたいなマンチェスター系ロックも。今はD’n’Bばっかり!

■最後に、これからの目標があったらお聞かせください。
今後はドラムンベースの本場ロンドンを中心に、ヨーロッパでの活動を強化していきたいです。また、来年は楽曲の制作活動を今年以上にし、海外からのリリース、自身のレーベルからのリリースを増やして行きたいと思ってます。他にも映像と音をリンクさせた表現方法として注目を集めている「AUDIOVISUAL」も機会を見つけて探求していきたいです。

今回は時間があまり取れない中、さすが DJ MARKY の仲良い友達と言うだけあって、とてもラテン的な乗りで気さくにインタビューに答えてくれたDJ AKIさん。本当にありがとうございました。これからも日本人DJとして世界各国のイベントでプレイし、DJ AKIの名前とそのグルーブ感を世界中のドラムンベースファンの記憶に刻み込んでいって下さい。

DJ AKI関連リンク
06S RECORDS:http://06SR.jp
DJ AKI:Myspace : http://www.myspace.com/djaki_es9
DUBLAB PRODUCTIONS 公式ウェブサイト : http://dublab.jp/

インタビュー:Hiroshi、Niwayama

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